移住者インタビュー

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2020年10月6日

地方創生の仕事を機に移住。「暮らすにも働くにもちょうど良い環境がある」

移住者名 荒川 由晃(あらかわ よしあき)さん
移住年月 2016年4月
移住スタイル Iターン
年代 30代~40代
家族構成 妻、長男、次男、長女
職業 会社員

 

新潟へ移住するまでの経緯・概要

生まれも育ちも東京だった私が、地方での暮らしを意識するようになったのは社会人になってからのことです。企業の商品ブランディングやマーケティングなどの仕事をしていたのですが、ある仕事で地方都市に行き、地元の様々な方と一緒に商品ブランディングの仕事をしました。その時に地方の人たちのエネルギーや、地域を盛り上げたいという熱い思いを感じました。そんな経験から地方の可能性を強く感じて、いつか地方で仕事をしてみたいと思うようになりました。

20代の時に縁あって新潟出身の妻と結婚しました。婿に入ったのでいつかは新潟で暮らすことを想像していたのですが、この先の人生を考えた時、例えば60歳になってから新潟に移住するよりも、今行けば知人や友人も作れるだろうし、新しい場所で暮らすなら早い方がいいと思い移住することを決めました。ちょうど、UIターン者向けの採用を募っている企業があり、ありがたく内定をいただいたこともあって2016年に妻と長男、次男の家族4人で新潟市に移住しました。

 

新潟へ移住したきっかけ

地方の仕事では、魅力を感じたと同時に、様々な側面から地方のもろさを感じることもありました。また一方、そこで思ったのは、地方の魅力ある様々な要素を再定義しつつ持続可能なものにする、そんなことを仕事に出来ないかという思いでした。移住を考えるなかで、地方の仕事が多くなり、実績をつくれたことも、自分を後押しするものになりました。もちろん、妻の故郷が新潟だったのは大きなきっかけでした。

移住を考え始めた当初は、私よりも妻の方が新潟へ行くことを迷っていたのですが、徐々に前向きになってくれました。その理由のひとつには子どもたちの教育環境がありました。都内では小学校4年生くらいになると中学受験に向けた塾通いが始まります。私はそれに違和感を感じていましたし、のびのびと育てたいという気持ちがありました。また、東日本大震災のときは、これがもし東京で起きたら家族を守れるのだろうかと恐怖を感じたこともきっかけのひとつになりました。

 

新潟へ移住してよかったこと・苦労したこと

仕事の面も暮らしの面でも「ちょうどよい環境」が新潟にはあります。ビジネスの視点で見ても、新潟にはまだないサービスがあったり、人が少ない分、パートナーにも出会いやすかったり、何かを始めやすい環境があります。いい意味で、挑戦するチャンスがあるのが新潟だと思います。そして、それはビジネスの世界だけでなく、子どもたちにも言えることと身をもって感じています。東京では人の絶対的な数がありますから、子どもたちひとりひとりが大人数の中に埋もれてしまうことも多いです。しかし、新潟は東京に比べて子どもの数も少ない分、チャレンジできる機会が多いと思います。勉強、スポーツ、音楽、遊びなどどんな分野でも子どもたちがやりたいことにチャレンジして、自信を持てる機会が多くあるのはとてもよい環境だと感じています。また、自宅が海に近いこともあり、休日には子どもたちを連れてすぐに海に行けるのはとてもよいですし、自然が近いところで子育てができる素晴らしさを実感しています。

新潟へ移住を検討している方へのメッセージ

前述の通り東京と比べて人口が少ない分、人混みとは無縁ですしいい意味でのチャンスも多いです。ですが、裏を返せば人と人との信頼関係がものすごく大事になってくるのも事実です。特に県外からのIターンであれば職場や学校、地域などもともとある新潟のコミュニティの中に、あとから飛び込む形になるわけです。そこでいかにきちんとした信頼関係を築けるかどうかが、地域に馴染んで楽しく暮らしていけるかどうかの重要なポイントになると思います。あとは、例えば東京から移住を検討している方には、特にお金の面での水準がイコールにはならないということは覚悟をしておく必要があると思います。同じような職種・役職であっても収入面が同じにはならないことが多いと思います。しかし、東京と比べたら例えば家賃などの出ていくお金も少なくなるはずですし、遠出をしなくても遊べる自然が近くにあります。新潟に合わせた生活スタイルで、事前にお金のやり繰りを考えておくことは大切かもしれません。

現在、私が働いているSN@P新潟は県内で起業しようと考えている人たちを支援・サポートする中核施設です。地元でのビジネスだけでなく「新潟から日本、世界に向けた新しいビジネスを始めてみたいと考えている起業志望家の方がいたら、何でも相談してください。また、私は新潟市の移住者支援団体「ミチシルベ」の代表者も務めています。移住者交流会の開催を通じて、移住者の方に暮らしにかかわる情報を提供したり、楽しく暮らせるサポートをしている有志団体です。気になる方はぜひウェブサイトやSNSをチェックしてください!

 

 

 

 

 

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