新潟市を含む地域が”荒波を超えた男たちの夢が紡いだ異空間～北前船寄港地・船主集落～”として「日本遺産」に認定されました。
新潟市は、平成29年度の「日本遺産（Japan Heritage）」の一つとして、新潟県内では長岡市と共に文化庁から認定されました。
2019年1月1日に開港150年を迎える新潟港は、江戸時代には全国有数の北前船寄港地「新潟湊」として栄えていました。
港に通じる小路が随所に走り、通りには広大な商家や豪壮な船主屋敷が建っています。また、社寺には奉納された船の絵馬や模型が残り、京など遠方に起源がある祭礼が行われ、節回しの似た民謡が唄われています。
大坂や江戸への海上航路の整備により、荒波を超え、動く総合商社として巨万の富を生んだ北前船は、寄港地・船主集落であった新潟を含む港町に繁栄をもたらしました。
市内には、北前船ゆかりの数々の文化財が今も残っており、当時の繁栄ぶりをしのぶことができます。
「日本遺産（Japan Heritage）」
地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定するものです。ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより、地域の活性化を図ることを目的としています。
