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古代史を紐解くカギ

国内最北で古墳時代の鎧を発見

発掘調査の様子

発掘調査の様子

発掘された鎧の破片

発掘された鎧の破片

須恵器器台

須恵器器台

形象埴輪

形象埴輪

円筒埴輪

円筒埴輪

東区のほぼ中央に位置する牡丹山諏訪神社古墳。
平成28年の発掘調査で,5世紀初頭のものとみられる鎧(三角板革綴短甲)が出土しました。同時代の鎧としては国内最北での発見となり,大和政権との関係性や,古代史を読み解くにあたって注目されています。

この古墳からは他にも貴重な発見が相次いでいます。

円筒埴輪,形象埴輪

どちらも県内で初めてで唯一の発見です。
円筒埴輪は円筒形(土管のような形)をした埴輪で,古墳の周囲や上部に並べられていたと考えられています。また,形象埴輪は家をかたどったものの一部と推測されています。

須恵器器台(すえききだい)

県内最古級のものです。この発見により,埋葬者は当時としては新来の文物だった須恵器をいち早く取り入れた有力者だったことが想定されます。

また,いまだに所在位置がわかっていない日本最古の城柵「渟足柵(ぬたりのき)」は,東区が有力候補地との説があります。

東区では「東区歴史浪漫プロジェクト」を立ち上げ,渟足柵の探索をはじめ,東区の歴史浪漫をより多くの人に知ってもらうために色々な活動を行っています。