新潟市西区内野に川と川の立体交差があるのをご存知でしょうか?
江戸時代に掘削された川幅75mの新川の上を、西川が流れています。
川の立体交差は全国に数十カ所ありますが、その全景を見ることができる珍しい場所です!
西蒲原は現在、全国でも有数の米の生産量を誇りますが、かつては西川と中ノ口川に挟まれた低湿地帯として度重なる水害に悩まされていました。この水害を解消すべく、大潟から日本海へ水を流すための人口の川・新川が開削されました。工事は2年の歳月と2万6千両という経費をかけて、1820年9月に完了。西川の下に幅5.4m、高さ1.2m、長さ75mの木製樋管が2門作られ、そこに新川の水を流すもので、江戸時代最大級の底樋工事でした。また、2020年は新川の開削200年を迎える年なのです!
是非、ご自身の目で確認してみてはいかがでしょうか?