全国で初めて「下水汚泥」と「刈草」との混合消化を実施
平成25年1月から、中部下水処理場では「下水汚泥」の処理過程で発生する消化ガス(メタンガス)を回収し、消化ガスによる発電を行っています。
しかし、消化ガスは夏季に発生量が減少する特性があることから、1年を通じて安定的に発電量を確保できないという課題がありました。
この課題を軽減するために、平成24年度から長岡技術科学大学と共同研究を実施し、夏季に河川敷や公園から発生する「刈草」と「下水汚泥」を組み合わせることで、消化ガスの発生量を増加できることが確認できました。
このことにより、平成28年度から、全国で初めて「下水汚泥」と「刈草」の混合消化を本格実施し、ガス発生量の増加、発電量の増加を行うことで、未利用バイオエネルギーの利活用を拡大し、地球温暖化ガス放出量の更なる低減を目指しています。