新潟で働く人
インタビュー

株式会社タカヨシ 生産管理部 生産管理課

三浦聡朗さん

プロフィール

みうらとしろう/1988年生まれ、新発田市出身。高校卒業後2007年に新卒で株式会社タカヨシに入社。現在は14年目で生産管理部 生産管理課の係長として勤務。プライベートでは、2子の父として子育てにも奮闘中。趣味はカメラで、会社の社員旅行ではカメラマンとしても活躍。最近は子どもたちを撮ることが多い。また、筋トレやマラソンも好きで、毎年の新潟マラソンには会社の有志で参加している。

株式会社タカヨシ

新潟市江南区に本社を構え、東京・仙台・名古屋に営業拠点を置く総合印刷会社。一般印刷、ラベル印刷の企画・製造を軸にパッケージデザインや広告、キャラクター開発、イベント運営など幅広い業務を行う。印刷のみにとどまらず、企業の課題を総合的に支援するソリューションビジネスを展開。新潟県のゆるキャラとして人気の『レルヒさん』を生み出した会社でもある。

雇用条件のよさを感じた地元の印刷会社との出会い

Q.株式会社タカヨシで働くことになった経緯を教えてください。

生まれは新発田市で高校卒業まで暮らしました。3年生になり卒業後の進路を考える時期になり、企業研究をしていた時にタカヨシからの求人票を見つけたのが最初でした。
高卒者向けの求人があり、休みや給与の面が非常にしっかりしている会社という印象がありました。

印刷業が中心の会社ということは知っていましたが、募集のあった印刷機オペレーターという職種は高校生だったのでどのような機械を扱うのかは詳しく分かりませんでした。
ですが、興味がありましたし雇用条件もよかったので採用試験にエントリー。無事に内定をいただき2007年4月に正社員として入社し、現在14年目を迎えました。

三浦聡朗さん

入社試験の面接で感じた当時の社長のバイタリティ

Q.入社を決意する決定的なきっかけはあったのですか?

 高卒者向けの求人があり、働きやすい条件での募集があったことは大前提としてありました。また、私の母校である新発田商業高校から数年上の先輩が入社していたという実績も安心感になりました。その時点で「この会社で働いてみたい」という気持ちはほぼ固まっていました。そして入社面接の際に当時の社長にお会いしてお話をしたのですが、非常にアクティブで明るい方でした。こんなにもバイタリティ溢れるトップの方の下で働けるのは楽しそうだと思いましたし、この会社で働きたいと思った決め手になりました。

三浦聡朗さん

印刷に関するさまざまな業務を経験し、スペシャリストに

Q.入社後はどのようにキャリアを重ねたのですか?

 弊社の新入社員は、製造部のさまざまな部署の仕事を2週間単位のローテショーンで経験をします。文字組版や刷版を行うプリプレス課、一般印刷課、ラベル印刷課など、印刷に関するさまざまな部署の仕事を経験して適性を見ながら夏頃に配属先が決まるのです。

三浦聡朗さん

私は1年目にプリプレス課に配属となりました。その後ラベル印刷課、そしてまたプリプレス課に戻り、現在は生産管理課にいます。新入社員の時に各部署を経験できることや、その後もある程度社内での異動があるのはよい体制だと感じています。

ひとつの印刷物を作るために社内にさまざまな部署があって、各部署の仕事のリレーによって製品が完成します。なので、ひとつの部署だけでなく、ほかの部署の業務を経験することで別角度から業務を見直してよりよい改善ができるからです。それはこれまでのキャリアのなかで、自分自身が実感していることです。

仕事の結果が数字として表れるのが楽しい

Q.現在は生産管理部の生産管理課の係長ですが、具体的にどんなお仕事をされていますか?

 営業部が受注した印刷物をどのような段取りで印刷しお客様に納品するかを考えて、工程やスケジュールを決め、指示・管理をするのが主な業務です。例えば、本を1冊作るにしてもページ数や紙質、はさみ込みの付録の有無、納品先などあらゆる面の詳細な確認が必要になります。それらを把握し資材を手配し、各部署に指示を出して製品をお客様に届けるまでを管理するのが現在の役目です。

三浦聡朗さん

 実のところ現在の生産管理の業務は、異動したばかりの頃はあまり好きではありませんでした(笑)。ですが、1年ほど働いているうちに、次第に今の業務がおもしろくなってきたのです。なぜかと言えば、ほかの課でやってきた業務が役立つことに気づくことができましたし、それをいかすことによって納期の短縮やコスト削減が結果として表れてきたからです。

社員のチャレンジをバックアップしてくれる社風が強み

Q.仕事のやりがいはどのように感じていますか?

 今は前述の業務に加えて、社内の重要な基幹システムをアップデートする業務や作業の効率化を図るための情報収集にも携わっています。AIを活用して機械に任せられる作業はそれを推進。また、インターネット経由で印刷物のデータを入稿できるような社内システムも構築しています。これらは会社全体の業務にかかわる重要な部分でもあるのでやりがいがありますし、複数の部署で働き各部署の特性や課題も経験した自分だからこそ取り組める業務だと思っています。また、それを実現することで、ともに働く社員みなさんの業務時間の短縮や、必要な場所に人員と時間を充てられるような職場環境を作り出すことが使命であると考えています。

三浦聡朗さん

 また、今は自分が「こうしてみたい」ということに対して会社が「どんどんチャレンジしなさい」という環境を作ってくれているのがありがたいですし、それは弊社の強みでもあると思います。同時にそれが自分の仕事のやりがいでありモチベーションになっているのも事実です。積極的なチャレンジに対しての自由なトライとバックアップをしてくれる体制と社風に働きやすさを感じています。

仕事の意味を考え、理解してから実行する

Q.三浦さんが日々お仕事をされるなかでの仕事のモットーを聞かせてください。

 ひとつひとつの仕事の意味を考え、理解したうえで実行することは昔から意識しています。「これをやって」と言われたことを何も考えずに実行するのではなく「どうしてこれをやるのか?」という業務の意味を考え咀嚼してから行動することで、予測しないトラブルが起きた時に対処ができたり、それまでは「これが正解」と思っていたやり方に対して疑問を持つことができたりと業務の改善につながるからです。今は立場上、後輩に業務を教えることも多いのですが、その際には単にやり方だけを説明するのではなく、それぞれの仕事の意味を伝えながら教えることを意識しています。

三浦聡朗さん

家では2子のパパ。新潟の子育て環境のよさを実感中

Q.新潟で暮らし、新潟の企業で働く魅力はどのように感じていますか?

 独身の頃はどれだけ多忙でも、終わるまで頑張ればいいやという気持ちで働いていましたが、今は結婚をして2歳と0歳の子どもたちがいます。父としても頑張らなければいけないので(笑)、なるべく業務を効率化して、早く家に帰って子育ても頑張っています。

三浦聡朗さん

そのなかで思うのは、新潟は子育て環境がとてもよいということです。市内には子どもたちが楽しめる公園や施設が多いですし、子育てをしている親として今まさにそれを実感中です。例えば、マリンピア日本海や西海岸公園、新潟県スポーツ公園など規模の大きい公園や施設があるのはとても便利で、子どもを思い切り遊ばせることができます。また、のどかな田園風景も新潟の大きな魅力だと感じます。私はランニングが好きなので、季節の移ろいを感じながら走ることができるのは、新潟に暮らしているからこそだと思っています。

会社の基盤を強固にしていくのが目標

Q.三浦さんから見たタカヨシはどんな会社と言えますか?
また、仕事の面での目標を教えてください。

 明るい社員ばかりなので、雰囲気のよい会社だと思います。社員同士の仲がいいですし、社員同士でのバーベキューや社員旅行もあります。いい意味で堅苦しい上下関係もありません。そして、先ほども話したようにいろんなことに挑戦させてくれる社風や体制も弊社の特徴だと思います。これからは、会社にとって必要な設備やシステムを取り入れて、さらなる業務の効率化を推進していきたいと思っています。そして、これまでの経験を活かし会社全体の業務フローが、よりよくなるように改善していきたいと考えています。会社のなかで私たち製造サイドがスピーディに良品を作ることができれば、営業部は安心してどんどん仕事を持ってくることができるわけです。その基盤をより強固なものにして、会社の発展に貢献していきたいと思います。

三浦聡朗さん

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