STORYⅡ

12:30 佳肴あさひ山

JR新潟駅南口から徒歩3分LEXN1にある、佳肴（かこう）あさひ山。

実はこのお店、新潟県長岡市の蔵元「朝日酒造」直営のお店で、朝日酒造の日本酒を楽しんでもらうためのお店として、経営しているのだ。

ランチメニューの一番人気は、松華堂弁当。
事前に予約すると、ご飯を土鍋で用意してくれるサービスもある。

このお店はデートであってもカウンターをおすすめしたい。目の前で料理人が料理をしながら、新潟の食材や日本酒の豆知識を教えてくれる。

だから、酒がより一層美味しくなる。

新潟の郷土料理や酒粕と越後みそを合わせた漬け床に食材を漬けて焼く伝統技法”越後漬け焼き”など、新潟の歴史がわかる料理を堪能することができるのもこのお店の魅力だ。

そして、「あさひ山」ではランチと一緒にお酒を飲む客が結構多い。
若いカップルへのおすすめは、久保田千寿純米吟醸をグラスで。

日本酒初心者のカップルが、日本酒に目覚めるきっかけになるかもしれない。

14:00 駅南（新潟駅南口）

新潟市民は、どんな場所でもほとんど車で移動することが多いが、都会になれた二人は歩くことも苦にならないはず。
都会ではなかなか出会えない、広くて綺麗な歩道もぜひ体感してみていただきたい。

市内中心部は、バス移動もおすすめ。

15:00 散策 新潟県立自然科学館

自然科学館は、学校行事や家族で遊びに行くことが多い定番スポット。
新潟市民には懐かしい場所。
エントランスで出迎えてくれるこのオブジェが、幼いころの記憶を蘇らせてくれる。

そして、自然科学館の代名詞ともいえるプラネタリウム。
2011年に新しい投映機が採用されたため、子どもの頃に体験したプラネタリウムよりも、より鮮明な星空を暖かい場所で眺めることができる。
周りの街並みは、新潟市の街並みを再現。
普段新潟市内上空に見える星空はもちろん、街中では見られない満天の星も映し出してくれて、子どもも大人も童心に帰れる魅力がある。

19:00 ディナー 燕三条イタリアンBit

新潟で人気のイタリアン。新潟市の中でも中心地万代エリアと古町エリアの真ん中、礎町（いしずえちょう）、万代橋にほど近い場所に店を構えている。

新潟市なのに “燕三条”の地名がついているの？

そう、ここは新潟市の隣、燕市と三条市の総称地名“燕三条”という地名がついたイタリアンレストランだ。

「この店に来れば燕三条がある」

そんなオーナーの想いが込められた店内には、鎚起銅器（金鎚で、打ち起こしながらつくる「鎚起」の銅器）でつくられたお皿や、箸、カトラリーなどの燕三条製品がショーケースに並んでいる。

旬の食材はもちろん、新潟のブランド野菜や果物・魚・お肉に至るまで、新潟の美味しいものを更に美味しく食べることができる。料理長が食材の最高のタイミングを見極めて調理をしていることがよくわかる。

二人で食べるには大きいような気もするが、お腹をすかせて「新潟県産黒毛和牛ヒレ肉シャトーブリアンとフランス産フォアグラのロッシーニ」とワインをぜひ堪能してほしい。

実は、Bitは新潟店が一号店、その後銀座店、そして今年燕三条に本店がオープン。新潟店では、新潟に訪れた人に燕三条の存在を知らせ、その後日本の中心東京・銀座で日本中のみならず、世界中に燕三条の名を広めた。そして、地元燕三条で、更なる進化を遂げて本店をオープン。どの店舗も予約必須の人気店だ。

普段から美味しいお店を食べ歩いている彼女でもBitは納得してくれるはず。

21:00 デザート ホテルオークラ新潟 スターライト

ディナーのあとは少し雰囲気を変えて、もう一杯。そして、極上スイーツを。

スターライトはホテルオークラ新潟の最上階のレストラン&ラウンジ。
宿泊客のみならず、夜の新潟を知る大人たちの利用が多い。
宴会のあとのもう一杯にとカクテルを、コーヒーとデザートも。
本当に新潟を知っている大人たちの隠れたスポットだ。

今晩は、チェリービジュレとオリジナルカクテルをオーダー。
サービススタッフが、ワゴンとともに目の前で調理してくれる。

目の前でフランベしたソースを大きなアイスクリームにかけて。少しアルコールが感じられる大人のデザートだ。

温かいチェリーソースと冷たいアイス、遠すぎない夜景はまさに大人デートにふさわしい。

オークラの最上階でカクテルを飲む日が来るなんて。

学生時代に新潟駅前、万代・古町を歩いて遊ぶ若者は少なくない。
そのときは想像もできなかった大人の時間。

実は、新潟ってアツいかも。