STORYⅠ

11:34 新潟駅 南口

空が広い！
首都圏で生まれ育った彼女は、そんな風に感じるだろう。
新潟駅付近は商業ビルもたくさんあるが、首都圏ほどにひしめき合っていない。
都会的でありながら、解放感のある風景が魅力のひとつだ。

11:41 ランチ トラットリア ノラ・クチーナ新潟鐙店

新潟に降り立った二人がランチに選んだお店は、新潟駅から歩いて7分の人気イタリアン「トラットリア ノラ・クチーナ」。
予約しないと入れない、平日でも毎日行列の新潟の人気店だ。
本店がある新潟市北区豊栄の野菜を中心に、地場産の食材にこだわったイタリアンが楽しめる。

新潟は米どころとして知られるが、各地でトマトや茄子、にんじんなど野菜の栽培が盛んで、ブランド野菜も多く、野菜好きにはたまらない。
（ガタプラ「生鮮野菜購入数量日本一！」）

まず食べてほしいメニューは、イタリア・ローマの代表的なパスタをNora風にアレンジしたアマトリチャーナ。
たっぷりかかったトマトソースを口いっぱいに頬張ると、トマトそのものの味の濃さがわかる。
都会のイタリアンではなかなか出会えない、野菜たっぷりのイタリアンだ。

ランチにはコースもあり、グラススパークリングワインやグラスワインも楽しめる。
ランチのセットドリンクにある豊栄産にんじんジュースとトマトジュースはフルーツのような味わいになっていて、これまた都会ではなかなか出会えない味だ。

このお店、古民家なの？

歴史のある建物をリノベーションした店内。
もともと新潟と会津を結ぶ街道宿だったのだ。現代もところ変われど新潟駅に近い旅の拠点。
「人が集まる場所でその地の魅力を広めたい。」そんなオーナーの想いが詰まった、地産地消イタリアンをぜひ堪能してほしい。

14:00 散策 上古町（かみふるまち）散策

上古町（かみふるまち）は、歴史をもった老舗と個性的な新しい店舗が共存していて、今もなお活気があるエリア。上古町商店街には、路地文化や空間、老舗店など、歴史や風情を感じる魅力ある文化的資産も数多く残され、神社、寺も点在している。
白山公園からスタートし、古町を散策するプランは、大人になったからこそ楽しめる風景なのだ。

14:30 ひとやすみ 古町糀製作所

「せっかくここまで来たから、甘酒飲もうよ」
すれ違った女子高生がそんなことを話していた。

新潟の女子高生は、タピオカじゃなくて甘酒を飲んでいるの？

もちろん新潟市にもタピオカドリンクのお店もあるが、地元女性から観光客にも人気の糀（こうじ）ドリンクは欠かせない。
酒どころ新潟がほこる新潟美人の秘訣は糀にあると言われている。

あま～い！

この甘さは砂糖の甘さではなくて、お米の甘さ。米糀の甘酒は、米のデンプンを麹菌によって糖分に変えているので、お米本来の甘さが味わえる。
糀の甘酒には、ブドウ糖、アミノ酸、ビタミンB群、ミネラルなどが豊富に含まれていることがわかっていて、美容や健康に気づかう女性は年中甘酒を飲んでいる人も少なくないとか。

毎日糀ドリンクを飲んだら、美人になりすぎちゃうかも。

18:00 ディナー FRENCH TEPPAN 静香庵

ディナーは新潟の夜景を見ながらフレンチテイストの鉄板焼き。
手前に万代橋、奥に日本海と佐渡島を見渡すことができるカウンターで目の前でシェフが鉄板調理をしてくれる。こんな贅沢は他にない。

新潟市の新たなランドマーク、メディアシップ19階から万代橋・日本海を望む夜景を見ながら、シャンパンで乾杯。

鉄板焼きのコースを楽しんだあとはお部屋を移動。
これも、デザートをゆっくり楽しんでもらうためのお店の心遣いだ。

また、こちらの部屋からは、弥彦山と角田山まで一望できる新潟市西側の景色が楽しめる。

こんなところが新潟にあったなんて、知らなかった。
新潟に住むのも、悪くないかも。

21:00 二軒目 極DINING若旦那 別邸

いつもはワインをオーダーする彼女にも、新潟に来たからには日本酒をおすすめしたい。
カジュアルに、でも贅沢な逸品を求めるなら、ここ若旦那で、日本酒とともに新鮮なお刺身や雲丹巻きを楽しんでほしい。

新潟県内に数店舗ある「若旦那」グループの居酒屋の中でも全席個室は「若旦那別邸」だけ。新潟駅から徒歩3分という好立地は、デート利用はもちろん会食・接待にも人気だ。

今日はお腹がいっぱいだけど、今度新潟に来るときはこれ食べたい！

東京では叶わない贅沢も新潟では叶えられる。