新潟市 移住・定住 情報サイト HAPPYターン.

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移住経験インタビュー

充実した東京ライフから次のステージへ。新潟で地域おこし協力隊になった理由

移住者名 前田紗織(まえださおり)さん
移住年月 2020年3月
年  代 30代~40代
家族構成 単身
職  業 みなみーて地域応援隊(新潟市南区 地域おこし協力隊)

新潟へ移住するまでの経緯・概要

高校卒業までを地元の新潟市で過ごし、大学進学を機に最初の2年は群馬県、そして残りの2年を都内で過ごしました。元々旅行が好きで旅行業や観光業に興味があったので、大学ではそれらを専門に学び、卒業後は都内で旅行代理店に就職をしたのです。募集型企画旅行の電話受注業務から国内旅行ツアーの企画、海外旅行ツアーの飛行機の座席手配など旅行に関しての幅広い業務を経験することができました。都内での暮らしは遊ぶ場所もたくさんありますし、とても刺激的で楽しいものでした。ですが次第に私の心の中に「生まれ故郷・新潟」が現れ、大きくなっていったのです。

新卒で入社した旅行代理店で9年間働いた後、2020年3月に退職し、地元の新潟市にUターンをしました。そして、4月からは新潟市の地域おこし協力隊として、南区役所で勤務しています。多くの人に訪れてもらえるように南区の情報を発信するなどして、地域活性につながる取組みを行っています。

新潟へ移住したきっかけ

旅行代理店で働き、都内で暮らす中で、4~5年前から「いつかは新潟に帰りたい」という気持ちが心の中に出てきました。その気持ちが次第に強くなっていったので2年ほど前からUターンに向けアクションを起こし始めました。最初は都内にある表参道・新潟館ネスパス内の「にいがたUターン情報センター」へ行き、新潟での仕事や暮らしに関する情報を収集しました。そして、自分で考えたり情報センターの方の話を聞いたりしていくうちに「この先の人生で私が暮らしたいのは新潟だ」と思えたのです。気持ちが固まってからは、Uターンの準備を始めました。移住をされる方の中には決めてから数年をかけてという方もいますが、私の場合は旅行業をある程度やり切った達成感があったので、2020年春にUターンをするというのを心に決め、準備をしていました。やはり大事なのは戻ってきてからの仕事でした。市や県が主催する移住セミナーに参加し、仕事や企業について考え、情報を集めました。その時に知り合った方から、地域おこし協力隊という働き方があることを教えていただき、それが私のやりたいことでこれまでの経験も活かせそうだったので、この形でUターンをしたのです。

新潟へ移住してよかったこと・苦労したこと

9年ぶりの新潟市での暮らしは、移住前に「戻ったらきっとこんな日々だろう」と想像していた通りのものでした。特に南区は美しい水田が広がっていて、本当に美しい景色に出会えます。人ごみもないですし、毎日変化していく自然の様子に心が洗われる感覚があります。家族が近くにいるというのも安心感があります。休日の楽しみは、都内では絶対にできない農産物直売所巡りです(笑)。特に南区は野菜の直売所がいくつもあり、新鮮な野菜や農産物加工品を買うことができます。もちろん、そのおいしさにも驚かされています。これからはブドウや桃、ナシ、ル レクチエなど南区名産のフルーツもおいしい時期になるので、それも楽しみです。

逆に現時点での苦労はクルマの運転です。運転免許を取ったのは大学生の頃で、以来つい最近まで10年以上ペーパードライバーでした。ですが、仕事や日々の暮らしで運転が必要なのでマイカーを購入しました。少しずつ運転する機会を増やしていくことで、徐々に運転にも慣れてきました。

新潟へ移住を検討している方へのメッセージ

ほんの少しでも新潟での暮らしに興味が出たのなら、移住する・しないに関わらず情報収集をしてみてはいかがでしょうか。仕事や暮らし、地域性などの情報を集め、知っておくことはプラスでしかありません。そのなかで「やっぱり私には新潟は向かない」とか「それなら移住した方が自分に合っているかも」という判断ができるようになるからです。このページを見ていただき、私の記事を読んでいただいているとしたら、それだけでも大きな情報収集です。先輩移住者の声は何よりリアルですし、境遇が似ている人の話があったりすると自分と重ねて考えやすいです。

私自身「仕事が見つかるのかな?」とか「Uターンの決断は本当に正しかったのかな?」とか、実際にこの3月に戻ってくるまで当然不安はありました。ですが、今となっては情報を集めたり、セミナーで話を聞いたり、いろんな人に出会ったりして悩みながらも最終的にUターンを決め、こうして新潟市で暮らせていてすごく幸せですし、楽しみながらUターンできた気がします。また、その活動の中でさまざまな人との縁があったことと、それが今も繋がっていることに感謝の気持ちでいっぱいです。

 

にいがたUターン情報センター

新潟市南区観光協会

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