概要
高校までは新潟市中央区に住んでいました。母方の実家が北区の豊栄だったので、幼少期は週末になると広い田んぼや畑、優しい祖父母と自然の中でゆったりとした豊かさを感じる環境で育ちました。幼少期にふれた自然の豊かさに影響を受け環境問題に関心を持ち、神奈川県の生物系の大学へ進学し都内で就職しました。飲食チェーン大手の店舗運営と経理を経験しましたが、やりたいことのイメージとのミスマッチのため、3年で転職。やりたい仕事というよりなってみたい理想像という感じで、「一番人を幸せにできる仕事ってなんだろう」と考えたときにウエディングプロデュース会社に転職しました。
移住したきっかけ
次男の出産がきっかけです。長男の育児では細かいことに神経質になりすぎて全然うまく行かず、睡眠時間が取れなくて結構病んでいました。また主人は仕事が忙しくほぼワンオペで一睡もできずに朝を迎えるなんて日々を過ごしていました。そんな私が二人も子供を育てるというイメージは全くできなかったです。一人でもこんなに大変なのに二人も育てようとしたらきっと私生きていけないな・・・と思っていました。そこで、主人や義母に相談したところ、新潟の実家の近くで育てた方が安心して育てられるんじゃない?と言ってくれて、次男の出産直前に新潟市中央区にある実家の近くに移住しました。
新潟へ移住してよかったこと・苦労したこと
よかったことは大きく分けて二つあります。一つ目は自然・人・お店とのバランス・距離感がいいことです。リフレッシュできる自然が近くにあることの重要性を、新潟を出たからこそ気づくことができました。海が好きなので徒歩ですぐに行けるのはありがたいですし、通勤も満員電車に乗らなくて良いのがありがたいです。通勤の前後で川沿いを歩いたり、リモートワークの時は海を眺めながら仕事ができたり、少し車で移動すれば温泉やサウナに行けることもとても良いです。
二つ目は子供を育てる環境が整っているところです。近所に広い公園がありますし、児童館も充実していると思います。また待機児童になることなく、安心して近くの保育園に預けられることや園内の広さも魅力です。
苦労したことは、高校卒業以降は首都圏住まいだったので、新潟で転職できるかな?というのが心配事でした。しかも夫婦で仕事をやめて新潟市にきたので、それが一番苦労したところかもしれません。当時は転職サービスのサイトなどをあまり知らなかったので、ハローワークを中心に今までのキャリアからできそうな仕事を選びました。
結果的に、前職ではキャリアアップができて充実していましたが、子供や家族との時間が十分に取れていませんでしたので、コロナをきっかけに働き方を見直そうと考えはじめて現在の職に転職したのは、大きなチャレンジだったと思います。
新潟にいても東京と同じような働き方ができます。ですが、まだその感覚はママだと一握りだと感じています。働きにくい環境で働いているママも多く、能力があってもパート勤めだったり、スキルを生かしきれず勿体無いと感じることがあります。働きやすい環境が整い、体制が変化することで、いきいきと働いているママがより増えて地域が活性化することが今後の理想です。
新潟へ移住を検討している方へのメッセージ
新潟に戻りたいけど「仕事がない」、「今更帰れない」という友人などの話を聞くことがありますが、最近は少しずつ変わってきていて、地方で働く人のバリエーションが以前よりも増えていると感じています。私たちの制作するメディアniigatabaseでも発信していますが、東京の企業に属しながらリモートワークで働いている方や、ニッチな職種で専門職をしている方など、自分らしい働き方をしている方が新潟市にはたくさんいらっしゃいます。もし移住に悩んだらフラッと移住してみたらいいのではないでしょうか?きっと時間にゆとりが生まれて、自分を見つめ直す時間などプライベートを充実させることが出来るのではないかと思います。毎日を楽しむ、子育てを楽しむ、仕事とのバランスを整えるにはおすすめの街だと思います。
参考