移住までの経緯・概要
兵庫に生まれ、幼少期から大学までは母方の実家に近い千葉・船橋で、三兄弟の真ん中として賑やかな家庭で育ちました。小学生の頃からは父の単身赴任先によく遊びに行き、静岡や徳島、岐阜などさまざまな地域に触れる機会がありました。今思えば、この経験が「知らない場所を訪れるって楽しい」という感覚を自然と育ててくれたのだと思います。
大学では管理栄養士の資格取得を目指しながら、教職課程にも挑戦しました。中でも特に印象に残っているのが、子ども食堂でのボランティアです。地域の人たちと一緒につくる“食の場”に触れたことで、「食には人をつなぐ力がある」と強く感じました。幼い頃から各地を訪れた経験とも重なり、「日本のまだ知らない“おいしいもの”にもっと出会いたい」という思いが膨らんでいきました。
その気持ちを胸に就職活動を行い、地域食材とのコラボ商品づくりに惹かれ、現在勤務する食品メーカーに入社。私の新潟での暮らしがスタートしました!
移住のきっかけ
新潟はまだ一度も訪れたことがない土地だったので、「雪が多いのかな?」というくらいのイメージしかありませんでした。ですが、初めての土地への不安よりも、「どんな場所なんだろう?」というワクワクの方が大きかった気がします。
忘れられないのは、新潟に着いた日のことです。3月末の千葉はすっかり春で薄着のまま向かったのですが、越後湯沢で目を覚ました瞬間、一面が真っ白の雪景色。「うそでしょ!?」と思わず声が出て、すぐに母へ冬服をお願いしたのを覚えています。電車は車両数が少なくドアの開閉ボタンがあったり、工場近くのバスは1日5本しかなかったりと、新潟ならではの環境に驚きつつも、次第にその暮らしに馴染めるようになりました。
数カ月後には憧れだった一人暮らしを始め、秋葉区の1LDKへ引っ越し。対面キッチンや日当たりの良さが嬉しく、家賃も都内の半分ほど。車で移動することが増えた2年目からは生活にゆとりが生まれ、イベントや農業体験にも参加するようになりました。そこで出会った方々とのつながりが次々に広がり、“ご縁の連鎖”で新潟での暮らしがどんどん豊かになっていきました。
移住してよかったこと・苦労したこと
移住してよかったことは本当にたくさんありますが、最初はやはり苦労もありました。会社の同僚以外に話し相手がいない環境で、仕事後の時間が少し寂しく感じることもありました。でもその分、「せっかく新潟に来たのだから、自分から仲間をつくろう」と前向きな気持ちで、地域のイベントやコミュニティには積極的に参加するようにしていました。その姿勢が結果的に、人とのつながりを大きく広げてくれたのだと思います。
思い切ってさまざまな活動に参加してみると、不思議とご縁がつながり、これまで挑戦したことのない世界に触れる機会が増えました。そこで知り合った方から秋葉区の取り組みを紹介していただき、地域を盛り上げるイベントや農業体験にも参加するようになり、会社以外にも自然と居場所が増えていきました。新潟の方は本当に温かく、「ここも行ってみなよ」「何かやってみたいことはある?」と気さくに声をかけてくださいます。首都圏ではあまり感じられなかった“新しい人を歓迎する空気”は、新潟ならではの魅力だと思います。
農家さんとのつながりから採れたての野菜やお米をいただくこともあり、“人と食でつながる時間”が私の暮らしを豊かにしてくれました。今では同世代の仲間と間借りカフェを開き、秋葉区の食材を使ったプレートやデザートづくりにも挑戦しています。これからも、ご縁を次へとつないでいきたいと思っています。
移住を検討している方へのメッセージ
「特別な理由がなくても、少しでも“行ってみたい”と思ったら、新潟に来てみてほしい」と思っています。私自身も“たまたま”のご縁で新潟に来ましたが、暮らしてみると、挑戦したい気持ちをそっと応援してくれる環境や、温かい人のつながりが自然と広がっていきました。新潟は独立した地域性があって、その中に小さいけれど強いコミュニティがしっかり息づいています。だからこそ、自分から一歩動けば、人とのつながりが生まれ、思いがけないチャンスに出会える場所だと感じています。
「なんとなく来ても大丈夫かな」と不安に思う方も心配はいりません。大切なのは、少しでも“やってみたい”という気持ちを言葉にしたり、行動に移したりすること。SNSで気軽に発信したり、地域のイベントに参加して誰かに話しかけてみるだけでも十分です。移住を考えた時点で、きっと新しい一歩を踏み出したい思いがあるはずで、その気持ちを形にすれば、自然と道は開けていきます。
特に、はじめて一人暮らしをするなら、新潟は本当におすすめです。温かい人との出会いが、きっとあなたの暮らしを豊かにしてくれるはずです。
























