移住者インタビュー

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2024年7月31日

勇気を出して移住してみると、きっと楽しいことがたくさん溢れている

移住者名 宇崎 一真(うざき かずま)さん
移住年月 2023年4月
移住スタイル Jターン
年代 30代~40代
職業 会社員

移住までの経緯・概要

 新潟県妙高市で生まれ育ち大学進学で東京に上京後は全国転勤の企業に就職。愛媛、大阪、ドイツのフランクフルトで主に営業として勤務しておりました。小学2年生(女の子)と3歳(男の子)の二人の子供がおりまして、新潟に戻って子育てをしたいと移住を検討していた中、オンライン移住相談会に参加し秋葉区の子育て環境の良さを知ったことがきっかけになり、長女が小学校に上がるタイミングの2023年4月に新潟市秋葉区へ移住してきました。

 

 移住を決めた理由は大きく二つありまして、一つ目は妻も私も元々新潟出身で新潟が好きでいずれ新潟に帰りたいと思っており、子供と両親ともっと頻繁に会える環境にしたいと思っていました。もう一つはエピソードがありまして、大阪で働いていたときに夜9時頃に電車で帰宅している際、小学校低学年の子どもが塾の帰りで同じ電車に乗っていたのです。その環境ではごく当たり前のことですが田舎育ちの私や妻はそれを経験していないので何となく違和感がありました。多分このままこの環境にいたら自分たちも流されて同じ環境を子供にも作ろうとしてしまうだろうなと思いました。子供がまだ小さい時は一緒に過ごす時間を削ってまで都会で働き続けるのは違うかなという結論になり、このまま流されないために環境ごと変えてしまおうと移住を決めました。

 

 秋葉区に移住を決めた理由は程よく自然があって程よく便利で、でも程よく田舎な場所というスタンスがちょうどいいからです。私も妻も転職したのですが、お互いアクセスがいいのが秋葉区だったというのもありますね。そして新潟市の中で実家から一番近いので色々とちょうどいいというのも決め手になりました。

 

移住のきっかけ

 2022年の9月に秋葉区の移住セミナーにオンラインで参加し、移住したいという気持ちが固まって転職エージェントに相談をしました。その後は移住する半年前ぐらいで動きだしました。事前に生活費の計算や、夫婦合算した収支のバランスも一応確認しました。その上でエージェントに夫婦の合算金額で希望を出して相談しました。約4ヶ月前ぐらいから私の転職活動をスタートさせて内定に近いところまでいったところで、妻も転職活動を進め、2人とも決まったのが移住の2ヶ月半ぐらい前でした。

 

 2023年1月後半からは準備等でバタバタでしたね。退職の手続きをしながらまず家を決めないと上の長女の小学校の学区が決まらないので学校に連絡ができないし、住所が決まらないと下の長男の保育園の4月入園申し込みも市役所にできない。妻とはエクセルでスケジュールリストを作って一大プロジェクトを2人でやっているような感じでした。家が決まり学校が決まり保育園の申し込みをして、日々引っ越しの準備と諸々のいろんな手続きをしましたが、一つ忘れると後の作業が回らなくなってしまうので結構大変でしたね。

 

 仮住まいの家は下見せずに図面だけで決めました。元々家を建てようと妻とは話していたのでとりあえず入居できるところを探しました。実際探してみるとファミリーが長く住めるような物件が少なく、物件探しは少し苦労しました。だからこそ新潟に来てより一層、家を建てたいという思いが強くなりました。

 

移住してよかったこと・苦労したこと

 私が移住して一番よかったことは家族と過ごす時間が増えたことです。大きな公園や自然が近くにあり自分が育った環境に似ていて癒されています。移住前は両親と年に3回しか会えませんでしたが、今では月1回実家に帰り両親も月1回秋葉区に来てくれるので頻繁に会えるようになりました。子供の勉強を見ることができるのも嬉しいです。夕方に帰宅して子どもの宿題をチェックしてから家族一緒に夕食を食べるようになりました。移住していなかったら子供の成長をこんなに身近で感じることはできなかったでしょう。休日も子供と新しいことにチャレンジする機会が増え、公園に行ったり「新津夏祭り」ではお囃子の子供たちが山車に乗り大人が引いたりと、親子で楽しい思い出がたくさん増えました。

 

 都心に住んでいた頃は混んでいるショッピングモールで買い物をするのが当たり前でしたが、今は混雑の少ない場所で快適に買い物ができ、地元のスーパーでは新鮮で美味しい食材が手に入ります。外食も美味しく地元の食文化を楽しんでいます。

 最近の我が家の休日の楽しみはラーメンを食べに行くことで、新潟のラーメンはとても美味しいので家族でドライブがてらラーメンを食べに行くのがちょっとしたイベントになっています。

 

 苦労したことといえばやはり雪ですね。18歳から地元を離れていたので一冬過ごすのは大変でした。しかし、それ以外に苦労したことはあまりないと感じています。例えばコミュニティに馴染むのはちょうど子供が小学校に入学し、親同士のつながりや地域のイベントを通じて人間関係を築く機会が多くあったので難しくはありませんでした。約40分かかる車通勤も実際にやってみると車の運転が良い気分転換となり、気持ちをリセットする時間として大切に感じるようになりました。

 

 

移住を検討している方へのメッセージ

 移住を検討されていて移住を決断する際の不安や心配はつきものです。最後まで何かしらの不安はなくならないと思います。しかし、私の経験からお伝えできることは家族が一致団結し決断した場合、多くの問題は解決可能だということです。家族が一緒にいれば、ほとんどの場合どんなに新しい環境でもうまくやっていけると思います。私自身がそう感じているのでしっかりと家族が納得する形で進められるのが一番だと思います。勇気を出して移住してみるときっと楽しいはずです。特に子育てにおいて移住後は子供と一緒に新しいことにチャレンジする機会が増えたり、親子での思い出作りや成長を実感できる瞬間が増えることでしょう。子供が新しい環境にすぐ馴染んでくれたことで、予想を超えた安心感を得ることができました。子供が安定することで親も新しい生活に集中でき、良い方向に進んでいけたと感じています。

 

 移住前の不安があるのは自然なことですが、勇気を持って一歩踏み出して移住したいと思った場所にまずは移住してみるだけでも新しい経験や楽しい思い出を作れる可能性が大いにあると思います。私のように家族とともに新たな生活を始めることは成長や学びがたくさん待っている冒険です。ぜひ自信を持って進んでください。

 

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