移住までの経緯・概要
私は長岡市出身です。高校卒業後は横浜の大学に進学しました。大学時代の模擬国連サークルや日本料理店でのアルバイトの経験から、卒業後は地元長岡市の株式会社朝日酒造に就職し、約7年間勤めました。広報・文化事業を担当し、旧社長邸宅でのお茶会や、お酒が飲めるコンサート、日本酒セミナーなどに携わりました。イベントの企画運営や、大好きな日本酒のことをお客様に伝える仕事を任せてもらって、毎日が充実していました。
第１子を出産し、それを機に2018年に東京都品川区へ移住して転職しました。転職後は、アルバイトで飲食事業とコーチングサービスの運営に携わっていましたが、新型コロナウイルスの流行をきっかけに、2020年12月、新潟市へJターンしました。
現在は、全国のコミュニティデザインに関わっていて、仕事で出張もありますが、在宅勤務の夫の協力と理解があることで子育てと両立しながら仕事が続けられ、充実した日々を過ごしています。仕事が忙しいときは、家事は全部やろうとせず、スーパーのお惣菜やデリバリーを活用する、掃除は諦めるなど無理のない範囲で家事をするようにしています。
移住のきっかけ
新型コロナウイルスの流行により、夫も私も在宅ワークに切り替わったことがきっかけです。
東京にいた頃は家が狭く、子どももいて、自分のスペースを確保できず、その環境に息苦しさを感じていました。そんな中で、リモートワークならどこでも仕事ができることに気がつき、移住という選択肢を考えるようになりました。そして、夫は新潟市出身、私は長岡市出身で、親戚が近くにいる安心感もあったので、新潟市への移住を決断しました。
新潟市に引っ越したことで、部屋は広くなりながらも、家賃は半額ほどになりました。アパートには小さい公園のようなスペースがあり、コロナ禍で外出が制限されていた時には同じアパートに住む子どもたちやママパパたちと交流することができ、私も子どもも癒されていました。
最近の休日は、家族でスケート場に行ったり、友人とその子どもたちを自宅に招いて食事をしたりして過ごしています。スペースに余裕があるため、気軽に食事会ができることも魅力です。また、子どもたちには小さい頃から社会活動に参加してほしいと思い、昨年は上古町商店街のカミフル門前市で、我が子を含めた6人の子どもたちと一緒にチャリティショップを出店しました。今後も家族で社会活動に関われる機会を大切にしていきたいと思います。
移住してよかったこと・苦労したこと
生活スペースが広くなり、自分の居場所が確保できたことで、心の余裕が生まれました。移住して本当に良かった！と思っています。そして、親戚が近くにいるので頻繁に会うことができ、子どもを預かってもらえたり、頼れることが心強いです。また、私は仕事で全国各地に出張へ行くことがあるため、空港や駅が近くにあることも良かったです。
移住する際に一番心配だったことは、息子が難病なので、受け入れてもらえるかどうかでした。しかし、出会った皆さんがとても優しく受け入れてくれて、それが本当にありがたく、毎日安心して過ごせています。目に障がいがあるため、教育に関するサポートが充実している地域に住みたいと考えていましたが、新潟市には盲学校や大学病院もあり、環境が整っているところも移住を決断する上で非常に重要でした。
あえて苦労したことを挙げると、一から人間関係を築かなければいけなかった点です。普段在宅で仕事をしているので、新潟市でのつながりはほとんど無く、少しずついろんな方から紹介してもらって知り合いを増やしているところです。また、どこに同世代が集まっているか、どのホームページを見ると子どもの遊び場所やイベントがわかるかなど、まだまだ情報が乏しいのでこれからもっと開拓したいですね。
移住を検討している方へのメッセージ
新潟市はとっても温かい方が多いまちです。
住むまでは、「人間関係はどうなのかな？」と心配される方もいらっしゃると思うのですが、ぜひ思い切って飛び込んできてください！そして、飛び込んでみたら、みなさんがすごくウェルカムで受け入れてくださいます。心配せずに、ぜひ移住してきてもらいたいです！
新潟は、山も海も近くて広い公園がたくさんあり、子どもと自然の中で遊びたいと思えばすぐに行けるところが魅力です。また、保育園・幼稚園には広い園庭がついているので、子どもたちが思い切り身体を動かせる環境が整っています。また、スーパーに並ぶ地場野菜は新鮮で美味しく、食が豊かなので、食育の面でも移住してよかったと感じています。
無理のない家賃で充分なお家のスペースが確保でき、豊かな自然があり、そして出会う人がみなさん温かい方ばかりなので、小さなお子さんがいる家庭にも新潟の移住はとってもおすすめです！気になったら、ぜひ一度新潟に来てみてください。
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