移住者インタビュー

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2018年3月19日

近藤さん「”日本らしさ”は東京よりも地方にこそある」

移住者名 近藤 潤(こんどう じゅん)さん
移住年月 2015年1月
移住スタイル Iターン
年代 30代~40代
家族構成 父、母、兄、弟
職業 一級建築士・デザイナー(スイカノタネ代表)    

移住までの経緯・概要

大学生時代に所属していた研究室で、10年後の自分の将来像を書くという課題があって、その時に「大学卒業後は海外留学をして、30歳になったら帰国し独立する」と書いていました。実際に、2007年に大学を卒業してすぐにイギリスに留学し、イギリスの大学で3年間建築を学び、その後4年ほどロンドンにある建築事務所でアシスタントとして働きました。ちょうどビザ更新の時期になり、帰国するなら今だと思い、7年間のイギリスでの生活を終え2014年12月に日本に帰国したのです。そして、年が明けた2015年1月に生まれ故郷の新潟市に戻り、12年ぶりに暮らし始めました。

いずれは、父親の生まれ故郷である佐渡に移住したいと考えていますが、仕事の面で独立したばかりなので、現在は新潟市に拠点を置き、建築士・デザイナーとして働いています。また“古町セッション”という団体を立ち上げて、街歩きイベントを企画したり、新潟の昔ながらの繁華街・古町(ふるまち)でお酒を飲んだりして、昔のように活気にあふれていた古町を取り戻そうとする活動も展開しています。

きっかけ

ロンドンから日本に戻り、住む場所として新潟を選んだ理由は、2011年に起きた東日本大震災がきっかけでした。地震発生当時、私はロンドンにいましたが、現地でもニュースが流れ、大変な衝撃を受けました。誰しも自分の存在意義や仕事などを考え直した時だったと思います。私も「日本に戻って、自分が本当にやりたいことは何か?」と改めて自問しましたし、そのなかで東京という日本の中心に戻るよりも、故郷の新潟に戻りたいと自然と思うようになりました。ちょうど、日本でも“ローカル”という言葉が注目されるようになり始めた時期だったと思うし、「いいものは地方にある」という考え方が徐々に浸透し始めた頃だったと感じていました。帰国してからは恩師をはじめ、いろんな方に話を聞き、地方で活躍している同業の方の存在を知ったこともあり、新潟に戻って起業することを決意しました。また、以前から“日本らしさ”は東京よりも、地方にこそあると思っていたので、新潟でできる範囲で自分のやりたいことをやろうと考えるようになりました。

 

よかったこと・苦労したこと

よかったことは「新潟市はおもしろい街だ!」と再発見できたことです。私は街歩きが好きで、そういったイベントに積極的に参加しています。街歩きを通して高校生の頃あまり関心のなかった新潟市の歴史や地形、古い街並みと砂丘列の関係など、知れば知るほどその奥深さに惹きつけられています。また、新潟市の街歩きの第一人者である路地連新潟の野内隆裕さんをはじめ「新潟市のよさを伝えたい!」と思っている人たちがたくさんいて、そういう方々とつながることができたのも嬉しかったです。新潟市には人間的に魅力的な方々がたくさんいますし、まだまだおもしろい街になるポテンシャルを秘めていると思います。

苦労した点はないですが、しいて言うなら、街から得る情報量が少なく、情報の鮮度が低いことです。東京都内であれば少し街を歩けば、常に新しいお店ができているし、日々あちこちでイベントも行われている。歩くだけでさまざまな情報が入ってくるし、そこからその時々のトレンドなども感じ取れるわけです。けれど、新潟市の場合は、街としての変化のスピードが遅い分、街の中で得られる刺激が多くない点は、物足りなく感じことがあります。

移住を検討している方へのメッセージ

新潟市には息抜きができる場所がたくさんあります。海もあるし、川もあるし、山も近い。少し移動するだけで、おもしろいコンテンツにたくさん出会えます。なので、都会での慌ただしい暮らしや、ギスギスした人間関係に疲れたら新潟市で暮らしてみるのもいいと思います。また、新潟県内には多彩な伝統工芸がありますし、酒蔵の数は日本一。歴史・文化や食の面で、ハイセンスかつハイレベルなものに触れることができる場所です。

そして、新潟市に戻り、独立して仕事を始めた私にとっては、起業するにあたりNICO(にいがた産業創造機構)の助成金は非常に助かりましたし、ありがたい存在でした。今の仕事や働き方に少し疑問を感じている人がいたら、思い切って飛び出して、新潟市に来てみてください。

最後に、私が立ち上げに関わった“古町セッション”は「Make Furumachi Great Again」というスローガンを掲げ、ゆるく、楽しみながら古町に賑わいを生み出そうという行動派の集まりです。これからも、おもしろいことを考えて、イベントや取り組みを仕掛けていこうと思っているので、ぜひ注目してほしいですし、いつか新潟市に住むことになったら、ぜひ参加してください!

スイカノタネ オフィシャルサイト

古町セッション フェイスブック

 

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