移住者インタビュー

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2018年4月9日

ニコルスさん「日本文化を感じながら子どもたちを育てたい」

移住者名 ニコルス亜衣(ニコルスあい)さん
移住年月 2017年5月
移住スタイル Uターン
年代 30代~40代
家族構成 夫、長女、次女
職業 The Alchemist Bar and Dining オーナー    

移住までの経緯・概要

新潟市北区の出身で、高校卒業までは地元・新潟市で学生生活を送っていました。卒業後、アメリカの大学に留学し、大学卒業後は新潟市に一旦戻ってきたのですが、その時、オーストラリアのシドニーにいるお友達から連絡が来て、住み心地がいいという情報を聞き、軽い気持ちでオーストラリアに行きました。オーストラリアのシドニーでバリスタを目指しながらカフェやレストランで働くなか、その勤務先で夫のジョシュと出会ったのです。その後、結婚をして、子どもを授かり、オーストラリアで生活していましたが、どの土地で子育てすると子どものためになるのか、夫と話し合った結果、日本に移住することを決意したのです。そして、2017年5月に家族で新潟市に戻ってきました。今は新潟駅の南口で、夫のジョシュとともにダイニングバー、The Alchemist Bar and Diningを営んでいます。

きっかけ

夫のジョシュは元々、自分が経営するシドニーのお店で日本食材を使うなど、日本に対して興味を持ってくれていました。シドニーに住んでいる時、何度か私の故郷である新潟市に一緒に帰ってきたことがあって、その時に新潟の街並みをものすごく気に入ってくれたんです。もちろん、私も日本に帰るということは意識してはいましたが、東京も視野に入れていましたし、新潟にはこだわってなかったんです。ただ、子どもをどんな環境に置いて育てるのがベストなのかという話し合いをしたときに、夫が新潟で育てたいという強い意思を持っていたんです。それは、東京にはないのどかさだったり、四季の豊かさだったり、日本らしい文化だったり――。日本とオーストラリアの両方に住んだからこそ分かりますが、ある程度大人になってから日本の文化を学ぶのではなく、小さい頃から肌で感じることに意味があると考えました。

よかったこと・苦労したこと

学生の頃はあまり意識していませんでしたが、戻ってきて改めて思ったのは、新潟の人は本当に優しい人が多いということです。夫が外国人ということもありますが、地域の運動会に参加した時やちょっと買い物に出掛けた時、初対面でも周囲の人が私たちに声を掛けてくれ、優しくしてくれます。子どもに関しては、特に日本語学校に通わせたわけでもないので、最初の一ヶ月は幼稚園で少しだけ言葉の壁に悩んでいた時期もあったみたいですが、今はもう英語より日本語の方が上手になっています(笑)。放っておいても、子どもは周りの環境に順応していくので、最初から心配はしていませんでした。ただ、今、子どもが自分の髪の色が明るいことを少しだけ気にしています。そこは、今後家族みんなでフォローしていこうと思っています。

移住を検討している方へのメッセージ

新潟出身の方から「新潟は田舎だから」という言葉を良く耳にします。ですが私は、新潟は全国的に見てもそこまで田舎ではないと思っています。ほどよい街の大きさで、市内にいれば生活に必要なものを一通り揃えられる。なにより、海と山が近くにあって、両方気軽に楽しめる場所はなかなかないと思います。東京まで新幹線で約1時間半と、アクセスもいいので、全く不便だと思っていないです。それに、都心にはない土地の広さや自然の中で遊べるスポットの多さ、四季がはっきりしていてそれぞれの景色を楽しめるので、住み心地は本当にいいです。また、シドニーは真冬でも新潟ほど気温は下がりません。今年は初めての雪を家族で体験していますが、夫も娘たちも新潟の自然を満喫しながら、家族みんなで楽しく過ごせています。新潟市は子育ての場所としておすすめなので、ぜひ新潟での暮らしを考えてみて下さい。

The Alchemist Bar and Diningホームページ

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