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2023年1月23日

東京・中華圏でのキャリアを経て新潟市で起業。自分の夢も家族も大切にできる場所

移住者名 亀貝 康明(かめがい やすあき)さん
移住年月 2021年1月
移住スタイル Uターン
年代 30代~40代
家族構成 妻、娘
職業 株式会社サンゾウ 代表取締役CEO 

概要

私は2021年3月に新潟市で株式会社サンゾウを立ち上げ、コンサルティングやイベントのプロデュース、WEBサイトの運営、デジタル化など、さまざまな業務に取り組んでいます。「アナタをハッピーに。そしてみんなでセカイに変化を。」をコンセプトに、グローバルな取り組みを視野に入れながら活動の幅を広げているベンチャー企業です。高校時代まで新潟市で過ごし、大学進学を機に上京しました。当時、私は自分の外見や経歴にコンプレックスを抱いており、誰も知らない場所に身を置きたかったのです。卒業後は営業職を希望してクルマの買い取り情報サービスなどを手掛ける企業に就職。3年間勤めて営業のノウハウを習得し、挑戦したい意欲が生まれたことで中華圏に移り住み、上海のメディア企業で働きました。就職活動のときに出会った人生のキーマンとの再会をきっかけに、東京の六本木ヒルズにオフィスを構えるアプリやゲームを運営する企業に転職。まだまだ挑戦したいという向上心から、その後は台湾の首都・台北に移り住んでクリエイターをバックアップする会社で働きました。さまざまな場所でキャリアを積み、今なら地元・新潟で起業してもやっていけるのではないかとUターンしたのです。

移住したきっかけ

大学4年生の就職活動のとき、私の人生のキーマンとなる営業マンに出会い、営業職を目指すようになりました。その人の生き方は共感できることが多く、クライアントと向き合う姿がかっこよく思えたのです。キーマンの影響で自分自身のやりたいことが明確になり、クルマの買い取り情報サービスなどを手掛ける企業に入社しました。営業で津々浦々を飛び回り、目まぐるしい日々を過ごす毎日。入社当初からいつか起業したいと考えていました。そして3年後、自分の将来を見据えて、まだまだ挑戦したいという思いから上海の会社に就職。異国の市場や文化を学びながら営業職を続けました。ある時、上海で人生のキーマンとの再会を果たす出来事があったのです。その出会いをきっかけに、その人が執行役員を務める六本木ヒルズの大企業に転職することになり、バリバリ働きました。好奇心や向上心は変わらず、その後は台湾に移住してYouTuberやインフルエンサーをサポートする会社に就職。海外での再チャレンジに燃え、数年働き、経営する立場も経験。さらに挑戦したいと思い、自分の夢を叶えながら家族と豊かな暮らしができる新潟への移住を決めました。今なら自分で自分の居場所を地元に作れるという確信もありました。コンプレックスを抱いていた10代の頃と、経営者になる道のりは全て点と点が繋がっていたと実感します。

新潟へ移住してよかったこと・苦労したこと

元々新潟市で暮らしていたので、地元のよさは知っていました。都会的でありながらも地方らしいコンパクトさが心地よくて、それは今でも同じです。子どもを持ったことで、公園が多いことにも気付きました。親子で遊べる場所が多いので助かります。新潟に帰ってきてから食べるお米が無意識に進むことにも驚きました。何を食べてもおいしい!大好物のラーメンはどの店もハズレなしで、1週間に1回は新規開拓するほど好きです(笑)。新潟市は川や海も身近で住みやすく、人々が優しくあたたかいと思います。しかし、中国や台湾と比べて、新潟の人は内向的なコミュニティになりがちという印象があります。少し排他的でガードが堅い県民性がゆえ、接触するうえで苦労しますが、良く言えば仲間意識が強く結束力があるということなんです。一度打ち解ければ、頼もしい関係性を築けると思います。

新潟へ移住を検討している方へのメッセージ

今、田舎に移住することがひとつのブームですが、新潟市は田舎暮らしを求めている人にはアンマッチ。程よく都会的な生活をしたいファミリー層に推奨したい場所です。私自身、20代の独身の頃はチャレンジ精神を抱いてメラメラ燃えていましたが、今は家族にも良い環境を用意したいという価値観に変わったことがきっかけで新潟市への移住を決意しました。東京のキラキラ感より、おだやかな地方で暮らすことに魅力を感じるようになったのです。新潟市への移住を考えている人は、何も考えず一度住んでみたら?と思います。50パーセント以上興味があるなら即行動してみてください。一度の移住だけが選択肢ではないので、軽い気持ちで数年間、お試しで住んでみようという気持ちでいいのではないでしょうか。

 

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