移住者インタビュー

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2017年6月26日

今道さん「親が笑顔で暮らす姿は必ず子供に伝播する」

移住者名 今道 芳和(こんどう よしかず)さん
移住年月 2016年4月
移住スタイル Uターン
年代 30代~40代
家族構成 妻、長男、長女
職業 ヘアサロン・ライフスタイル雑貨店経営

移住までの経緯・概要

生まれは新潟県の関川村や村上市に隣接する山形県の小国町です。なので、新潟にはなじみがありましたし、高校生の頃はよく新潟市の古町に買い物をしに遊びに行っていました。高校卒業後、東京の美容学校に進学し、学生生活を経てそのまま都内のヘアサロンに美容師として就職をし、経験を積んだ後、目黒区にヘアサロンやブライダルサロン、ライフスタイル雑貨などを扱う自分のお店を出しました。数年後、新潟市秋葉区出身の妻と結婚し、都内で暮らしていましたが、私自身が元々、田舎の出身ということもあり、自身の会社の理念にも「自然と共に成長する」と掲げるほど“自然と共存して、人間らしく暮らしたい”という考えを持っていました。結婚後、ふたりの子供を授かったことで、できることなら子供たちには自然と触れ合う環境の中で育ってほしいという思いが一段と強くなり、妻も私と同じ気持ちだったので、ならば自然に囲まれた場所に移り住もうということで、2016年の春に妻の実家がある新潟市秋葉区に家族4人で移住しました。現在、秋葉区にも店舗を構え、私自身は都内と新潟の2店舗を行き来しながら暮らしています。

 

きっかけ

自然の中で暮らしたいという気持ちはずっとどこかにあったので、結婚後、何度となく妻の実家へ帰省するたびに、秋葉区の豊かな自然と居心地のよさに惹かれていきました。自然の豊かさだけなら、私の実家のある小国町も負けてはいませんが(笑)、新潟市は東京とのアクセスが抜群にいい。私のように都内と新潟の仕事場を行き来するにはスムーズな移動が欠かせませんし、その面ではとても便利です。そして、移住を決める上で大きかったのは、新潟で魅力的な活動をしている大人の方たちと出会えたことでした。うちの子供たちが通っているAkiha森のようちえんを運営する、NPO法人アキハロハスアクションの原理事長をはじめ、秋葉区には地元への愛情とプライドをしっかり持って、地域を活性化させようと動いている大人がたくさんいると感じました。どうしたって、子供は親や周りの大人を見て育つ。そう考えた時、魅力的な大人が多い新潟で暮らすことは自分たち家族にとって一番よいと思えました。

 

よかったこと・苦労したこと

都内の保育園に通っていた頃と比べ、子供たちが明らかに変わりました。運動量も、食べるご飯の量も増えましたし、寝る時間は早くなりました。いい意味で、どんどん本来の子供の生活に近づいた感じがしています。Akiha森のようちえんは、子供たちが一日中、山のなかを駆け巡って過ごすこともありますし、そういう教育環境を整えてくれている大人の方がいるというのは、よかった点です。また、私自身は平日に新潟、週末を東京で過ごすことが多いため、移動を含めるとなかなか丸一日休みという日がありません。けれど、東京での数日間を終えて新幹線が新潟駅に着いた時、扉が開いた時の空気の匂いや、秋葉区に戻って見上げた時の星空――その一瞬だけでも、すごく心が休まるんです。晴れた日の夕方、保育園に子供を迎えに行き、家に向かうクルマのなかから遠くに弥彦山と夕日が見えるのはとても幸せですね。

「苦労もあるでしょう?」と聞かれることもありますが、僕らはある程度それを予測した上で移住したし、都会に比べて不便なところを自分たちなりに工夫をして、乗り越えることが大切だと思っているので苦労はないですね。

 

移住を検討している方へのメッセージ

人間らしく自然と共に暮らしたい、四季を感じながら暮らしたい方にとって、新潟市は絶好の場所だと思います。特に私たちが住む秋葉区は手つかずの緑も多いし、自然を身近に感じながら暮らせる場所です。普段暮らしている生活エリアのすぐそばに大自然があるし、アウトドア体験もすぐにできます。この環境は子供を育てる場所としては本当に最高だと思います。自分もそうでしたが、子供の頃に野山で遊んだ経験やキャンプなどのアウトドアで体験したことは、人生のなかで必ずどこかの場面で役に立つんですよね。何もかもが便利で、膨大な情報やモノに囲まれた東京に比べたら、シンプルで人間本来の生き方ができるのが新潟だと思います。そういう場所で、僕ら親が笑顔で幸せに暮らしている姿は必ず子供たちに伝播すると思うんです。豊かな自然環境があり、地域を盛り上げようとする素敵で元気な大人たちがたくさんいる秋葉区には、明るい未来が見えています。

 

今道さんが経営するTaneru(タネル)のウェブサイトはこちら Taneru(タネル)

新潟市秋葉区の魅力についてはこちら アキハスムプロジェクト

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