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2025年3月27日

「移住したい」と思うきっかけは人それぞれ、時には立ち止まり、ゆっくり考える時間も大切

移住者名 石野 世梨亜 (いしの せりあ)さん
移住年月 2023年8月
移住スタイル Uターン
年代 30代~40代
家族構成 ご主人と2人暮らし
職業 会社員

移住までの経緯・概要

 私は新潟市中央区の古町商店街に近い横七番町で生まれ育ちました。実家は50年以上続く居酒屋で、いつも地域の人々が集まって賑わっていました。大学進学のために上京、経営学を専攻し、卒業後は、BtoBマーケティングを支援する会社に就職して、イベントディレクターや営業など、色々な業務を経験させてもらいました。出向先でも幅広い仕事を任されたのですが、忙しい日々を送る中で、だんだんと精神的なストレスを感じるようになって、自分の健康や生活スタイルを見直す必要があるな、と感じ始めたんです。
 そんな時に、コロナ禍でリモートワークが始まったことがきっかけで、長期間新潟に戻る機会を得たんです。久しぶりに地元で過ごす中で、改めて地元の魅力や課題に気づかされました。「いつかこの街のために何か貢献したい」という想いが、最終的にUターン移住を決意した一番の理由です。
 今は、教育系のコンサルティング会社でプログラムマネージャーとしてリモートワークをしながら、自分の経験から必要性を感じた産業カウンセラーの資格を取得して、新たなことに挑戦していきたいと思っています。

移住のきっかけ

 2020年に新型コロナウイルスの影響で、リモートワークをきっかけに新潟に一時的に戻りました。それまで新潟には帰省程度しかしていませんでしたが、実際に住んでみると、地域の高齢化や若者の流出などの課題が身近に感じられるようになりました。また、地元にいることで、新潟の文化や魅力を再発見し、この場所で何か貢献できることがあるのではないかと考えるようになりました。
 2021年10月、マーケティングと地域創生に特化した新しい会社で働くことを決意。主人と出会ったのが新潟だったこともあり、主人と相談して新潟に移住を決めました。そして、2023年8月に本格的に新潟へ移住し、現在は都内の会社に勤務しながらリモートワークを続けています。
 移住後は、祭りのボランティアや、祖父母の居酒屋を駄菓子屋にリニューアルし、地域交流の場にするなど、身近なことから持続可能な活動を始めており、継続的にできることをやろうと考えたのが重要だと感じています。

移住してよかったこと・苦労したこと

 新潟に戻ってきて、本当に心地良い生活を送れるようになりました。満員電車のストレスから解放され、自然豊かな環境の中で等身大の自分でいられる喜びを感じています。
 仕事は18時に終わるので、その後はゆっくり夕食の準備をします。最近は、新潟の新鮮な野菜の定期便を利用して料理をするのが楽しみなんです。夫婦でリモートワークをしているので、平日は自宅やコワーキングスペースで仕事をしています。東京にいた頃よりも夫婦の時間が増え、一緒にカフェに行ったり、同じ空間でそれぞれの時間を過ごしたり、ゆったりとした時間を大切にしています。ちなみに、新潟に戻ってきてから肌の調子も良くなりました!!
 もちろん、生活の中で苦労した点もあります。仕事の選択肢や生活の利便性は、やはり東京とは異なりますね。特に、公共交通機関の本数が少ないので、ペーパードライバーだった私にとって、車中心の生活に慣れるまでは少し大変でした。それでも、新潟での生活を選んで本当に良かったと思っています。今では、車での移動も楽しめるようになりましたし、地元での生活を工夫したり、地域コミュニティと関わる中で、新たな発見がたくさんあるのが魅力です。

移住を検討している方へのメッセージ

 もし今住んでいる場所に少しでも違和感を抱いたり、暮らしを見直したいと考えているなら、一度立ち止まってじっくりと考えてみることをおすすめします。移住に向けての準備として、事前に地域コミュニティを調べたり、実際に関わってみるのもいいと思います。私自身もそうした経験から新しい生活に馴染むことができました。
 焦らず、ゆっくりと地元や新しい場所、そこに住む人々とのつながりを大切にしてみてください。そして、私の場合は移住前から新潟のいろいろな方と関われる場所に行っていたことで、移住前と後のギャップがなかったと思っています。そういう場所やコミュニティを探すとあるので、ぜひ皆さんも足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?

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