移住者インタビュー

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2017年5月22日

葭田さん「Iターンでワーク・ライフ・バランスを実現」

移住者名 葭田 真弘(よしだ まさひろ)さん
移住年月 2016年2月
移住スタイル Iターン
年代 30代~40代
家族構成 妻、長女、長男
職業 会社員

移住までの経緯・概要

私は神奈川県川崎市の生まれで、実家は横浜にあるので首都圏から出ることなく育ちました。大学卒業後は、投資銀行やコンサルティング会社に勤務しました。最初に就職した会社で高松市に1年半ほど赴任したものの、その後はずっと都内で生活をしてきました。仕事はやりがいのあるものでしたが、ストレスの強い都会での生活を続けることに疑問を感じていました。そんな中、新潟市の会社に転職することになり、2016年2月にまずは単身で移住しました。1年程ひとりで暮らしましたが、2017年3月には妻とふたりの子ども達も引っ越しをして、家族4人揃って新潟市での新しい生活を始めました。

きっかけ

長年都内で暮らしてきましたが、そこでの生活は大人のみならず、子ども達にとっても受験や塾通いなどストレスの大きいものでした。当時の私はハードワークを求められるものの、非常にやりがいのある仕事に従事していました。一方で自分の努力とは関係のない外的要因が収入に影響したり、リストラの危機があったりと非常にストレスを感じる生活を送っていました。社会に目を向けると、東京一極集中や高齢化の問題があり、若者が将来に対して夢を持ちにくくなっている。今の自分の生活や社会の在り方に対してこのままで良いのだろうかと疑問を感じるようになりました。

そんな折、今の勤務先からの転職の話があり、初めて自分の中で“新潟”という土地がクローズアップされました。会社の方に市内を案内してもらった時には、想像以上に都会だと驚いたものです(笑)。他にも、素晴らしい自然環境やおいしい食の数々――挙げ出したらきりがないのですが、とても大きな魅力を感じました。それまで全く未知の都市であった新潟市で自分が生活するイメージを持てたのが大きかったと思います。都市生活者である自分にとって、それほど違和感はありませんでした。

よかったこと・苦労したこと

新潟競馬場にて

新潟には地縁がなく、知り合いもいませんでしたが、実際に来てみると古くからの港町の気質でしょうか、外から来た私をすんなり受け入れてくれました。交流の場もたくさんあるので、一歩踏み出してその中に入っていくとすぐに友人・知人が増えていきます。そうしたネットワークを大切にしていけば、地縁がなくても結構楽しい生活が始められると思います。東京では味わえない、新潟の温かい方々との触れ合いによって気持ちが穏やかになりました。何よりストレスが少なくなったのがよかったです。

首都圏などから地方へ移住するには色々なハードルがありますが、特に心理的ハードルが高いですよね。ただ、それは“先入観”に囚われている部分が大きいのではないでしょうか。実際Iターンしてみると、“食わず嫌い”であり、新潟の魅力を知らなかっただけだと気付きました。これからは新潟にどっぷりと浸かって、ここがどんな場所で、どんな強み・弱みがあるのかを知りたいですね。そしてそれを仕事に活かして、地方を元気にするお手伝いができたらいいなと思っています。

移住を検討している方へのメッセージ

新潟市はワーク・ライフ・バランス重視の生き方にはうってつけの場所です。私を例にすると通勤時間が本当に短く、徒歩15分弱。自宅が職場に近いので、東京にいた頃と比べ、帰ってからの時間が圧倒的にあるように感じます。ジムに行って、夕飯を食べて、それでも時間にゆとりがあると感じるほどです。休日もアウトドアを楽しんだり、東京では味わえなかった時間の過ごし方をしています。

また、人と人とのコミュニケーションがちゃんと感じられる土地というのもいいですね。自宅前の道路が小学生の通学路になっているので、雪の降った朝に歩道の雪かきをしていたら、学校に向かう小学生たちが次々に気持ちのいい挨拶をしてくれました。それがなんだか、とても嬉しくて。「東京だったらどうだろう?」と考えると、残念ながら同じ光景は想像できませんでした。私はこんな風に自然と挨拶が生まれるまちでの暮らしが好きだし、それがある新潟市に魅せられました。都市生活を満喫しながら、ワーク・ライフ・バランスや人との触れ合いを大切にしたいと考えている方にはお勧めしたいです。心身ともに健康的な毎日を送ることができますよ。

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