移住者インタビュー

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2024年3月1日

港町という背景がある新潟は、ふらりと来た人を受け入れて、ふらりといなくなってもまた帰ってきたときには「おかえり」と言ってくれるような、そんな空気感がある場所

移住者名 原田 智子(はらだ ともこ)さん
移住年月 2021年12月
移住スタイル Iターン
年代 30代~40代
職業 コミュニケーションマネージャー(株式会社リビタ)

移住までの経緯・概要

私は北海道札幌市出身です。旅好きが高じて、仕事をしながら様々な土地を訪れる中で、国内外からバックパッカーが集まるゲストハウスのマネージャーを務め、その後、不動産リノベーションの企業である株式会社リビタに入社し、LYURO東京清澄の立ち上げや地域人材の発掘、THE SHARE HOTELSの支配人としてホテル運営の経験を積みました。

2020年9月に新潟駅南口に位置するシェア型複合スペースMOYORe:の担当になり、2021年12月に移住しました。現在は、MOYORe:を拠点にして地域とのコミュニケーター役やイベントの企画をしています。

普段から、県内各地でさまざまな活動をしている方々に会いに行くのですが、その活動を通じて新たな出会いや街の魅力を知ることができるので、私自身が知らなかった人やものと出会い「この魅力を伝えたい!」と感じたものをイベントの企画につなげ、利用者のみなさんに体験していただく場をつくることで、人と人を繋いだり、新しい興味のきっかけが提供できたらと思い、遊びも仕事もひっくるめてコミュニケーションマネージャーという役割で活動をしています。

最近は県外への行き来も増え、私が他地域の活動や人に会いに行くのと同じように、県外の友人・知人も新潟に興味を示し遊びに来てくれるようになったので、お気に入りのお店や、人を紹介したりしながら「新潟と県外を繋ぐ活動」にも積極的に取り組んでいます。
 

移住のきっかけ

MOYORe:の担当になったことがきっかけで、2021年12月に1年ほどのホテル暮らしを経て新潟市へ移住しました。私は旅好きで、新潟に来る前は金沢に住んでおり、移住者として働いていた経験があります。新潟に来るまでは、新潟に関して知っていることは「日本酒が有名」程度で、新潟市のことは全く知りませんでした。本当にふらっと旅をしている延長のような形で、新潟に来て住み着いたという方が正しいですね。

金沢に暮らしていた頃、新潟の方に会ったことがありました。Bar Book Box Storeの豊島 淳子さん、灯りの食邸KOKAJIYAの熊倉 誠之助さん、rucotoの佐藤 千裕さんなのですが、その出会いがあったことで「素敵な方が住んでいるまち」という印象がありました。実際に住んでみても、友人や知人との距離感がちょうど良く、毎日顔を合わせるほどは近すぎず、偶然行ったお店で知人にばったり会って、「元気?」みたいな再会がたまに起こるぐらいのちょうど良い距離感で、居心地の良さを感じています。

仕事柄、新潟の様々な方にお会いしますが、まだまだ会ったことがない素敵な方や面白い方がたくさんいらっしゃいます。そんなこともあって、よく言われているかもしれませんが、新潟にはポテンシャルがあると感じています。

 

移住してよかったこと・苦労したこと

新潟は、日常生活がとても豊かで住みやすいです。お米やお酒はもちろん、地元の食材も美味しいです。スーパーに行くと旬の食材が楽しめ、作り手との距離が近いので安心感があります。ものづくりが盛んな一面もあり、食器などの生活用品はもちろんアパレルなども新潟県内で生産されているアイテムが充実しているので、身近なものはもしかしたら全部揃えられるのではないか?と思うくらいです。選択肢がたくさんあるので、自分の好きなものに出会えることも嬉しいですね。

そして新潟での食体験に魅了されて、胃袋をしっかりと掴まれてしまいました。魚介類はもちろんですが、地場の野菜の種類も多く、特にナスや枝豆は何十種類も生産されていることを知り衝撃を受けました。近所に自然派スーパーがあることや、生産者の方たちと直接お話をしながら新鮮な食材を購入できるマルシェがあることもとても魅力的で、日々、食文化の豊かさを感じています。

新潟での暮らしは、苦労が全くないほど快適です。冬も雪は少なく、雪かきの必要がほとんどなくて、寒さもそれほど気になりません。北陸の他県に住んでいた経験から、冬の日照時間の短さに悩まされていましたが、比較すると新潟は日照時間が長めで心地の良い気候です。

交通機関の利便性も高く、車を運転しなくてもバスや電車を利用して自由に移動できます。フェリーや新潟空港を活用すれば、佐渡や関西・福岡・沖縄などへのアクセスも良好です。トキエアの就航により、北海道への日帰り旅行も気軽に楽しめるようになりました。

移住を検討している方へのメッセージ

新潟市は開港5都市の1つで港町として発展してきた背景が大きいと思っていて、出会う人が皆すごく優しくて、昔からいろいろな人を受け入れてきたまちというのを感じます。「移住」というと重く捉えられがちですが、もっと軽く考えられたらいいですよね。新潟は、ふらりと来た人を受け入れて、ふらりといなくなってもまた帰ってきたときには「おかえり」と言ってくれるような、そんな空気感がある場所なので、構えずに安心して来てみてください。

コミュニティ作りや関係作りで迷った時におすすめなのは、自分の興味のある場所へ出向くことです。例えば、カフェが好きであれば気になっているカフェに行ってみるとか。何回か通ううちに勇気を出して話しかけてみて、仲良くなる、その一歩が大切だと思いますね。駅周辺に住んでいる人もそういう方が多いと感じるので、MOYORe:をきっかけのスペースとして使ってもらえたらいいなと思っています。そのためにMOYORe:ではあたらしい出会いを提供できるようなイベントも開催しています。

最後になりますが、私個人としては必ずしも一つの場所に留まる必要はないと思っており、自分の好きなところに行く、その選択肢として新潟があるという考え方が今の私にはしっくりきています。こうして移住していなければ新潟がこんなに素敵な場所だとは知らなかったですし、偶然のラッキーだと思うと、こういう暮らし方をもっとたくさんの方に試してみて欲しいと思います。もし何か迷ったりすることがあれば、MOYORe:の原田を尋ねてみてくださいね。

 

さらに詳しい内容はこちらに記載しておりますので、ぜひ読んでみてください。
https://niigatabase.shabellbase.com/communicationmanager_01/

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